OUR TECHNOLOGY
私たちの技術
進化する技術でニーズに応える。
安全・安心で快適なこと、経済的で環境にやさしいことなど、鉄道車両に期待される機能・性能は、ますます高度化しています。
私たちは日々研鑽を重ね、最新の設計・解析技術や生産技術を開発・進化させることで、そうしたニーズに応える最適な車両を創り上げています。
また、グループとして保有するメンテナンス・オペレーションやIoT技術などの総合的な鉄道技術とも連携しながら、高い安全性・信頼性を競争力のあるコストで実現するソリューションとしての車両をご提案いたします。
製造ライン
MANUFACTURING LINE
多品種対応の生産力
当社の製造ラインは、ステンレス車両専用のラインや、新幹線をはじめとするアルミ車両にも対応可能なフレキシブルなライン、堅牢かつ高精度な台車を製造するライン、さらに日本で唯一の鉄道コンテナ専用ラインなど、製品に応じた最適な生産体制を実現しています。
製造ライン
MANUFACTURING LINE
研究開発
RESEARCH AND DEVELOPMENT
sustina構体の開発
sustina構体は、軽量なステンレス構体でありながら、高い安全性を実現した次世代通勤車両を目指して開発されました。
長期間、美しい輝きを保つステンレスのメンテナンスフリー特性をさらに活かすため、レーザー溶接によって、これまでにないフラットで洗練された外板を実現しています。
sustinaシリーズは、高い信頼性と優れたコストパフォーマンスを両立する構体技術を基盤とし、次世代の標準を築いています。
研究開発
RESEARCH AND DEVELOPMENT
快適な静音空間へ向けた研究
高速車両には、さまざまな先進技術が求められます。その中でも特に重要なのが、車内の静粛性です。乗客の快適性を高めるめ、車内騒音の低減技術は不可欠であり、当社ではその開発に力を入れています。
現状の騒音状況を分析し、低減策の効果を事前に予測するため、さまざまな解析手法を研究しています。中でも、音響エネルギーの伝達を解析するSEA法（Statistical Energy Analysis）を用いたシミュレーションでは、実測値と高い精度で一致する結果を得ており、より静かな車体構造の実現に貢献しています。
多角的に進める研究開発
当社では、研究・開発部門に限らず、社員一人ひとりが問題意識を持ち、日々技術の改善に努めています。
製造現場では、測定作業の効率化を目的に、レーザー距離計を活用した「非接触式車体通り測定機構の開発」や、自動塗装機で多様なデザインに対応するための「塗装品質向上の取り組み」など、数多くの研究を進めています。
また、部署の枠組みを超えて協力し、複雑化が進む運転台周辺の統一・規格化を目指した「フリージアコンソール」の開発など、多方面での技術革新にも取り組んでいます。
インダストリアルデザイン
INDUSTRIAL DESIGN
美しさと機能を融合した鉄道車両
鉄道車両の美しさは、お客様を鉄道に惹きつける大きな魅力のひとつです。
見た目の美しさだけでなく、使用目的や安全性、経済性、環境への配慮、使いやすさや快適性といった多様なニーズを、洗練されたデザインで融合することで、魅力ある車両が生まれます。
エクステリアデザインは沿線の街のアイコンとなるとともに、車両の機能や路線の特性をわかりやすく表現します。
インテリアデザインでは、人間中心設計の考え方に基づき、円弧状UD手すり（日本人間工学会グッドプラクティス賞最優秀賞受賞）やVRを活用した評価を通じて、やさしさにあふれた快適な客室空間を創造しています。
インダストリアルデザイン
INDUSTRIAL DESIGN
メカニカルデザイン
MECHANICAL DESIGN
3次元CADを駆使した高度な設計
当社の車両設計においては、安全性・快適性・経済性のさらなる向上はもちろん、十分な前方視界の確保や複雑な車体造形など、新しい価値を実現するために最新の3次元CADを駆使しています。
構造・機構・形状の決定をはじめ、重量バランスや相互干渉のチェック、生産方法の選定、運転操作性・メンテナンス性の確認など、多角的な視点から設計検討を行っています。
また、3次元データをもとに生産工程で加工を行うCAD-CAM連携により、設計者の意図通りの高品質・高精度な製品が生み出されています。
メカニカルデザイン
MECHANICAL DESIGN
解析技術
ANALYSIS
安全・快適を実現する解析技術
鉄道車両に求められる安全性や快適性の評価は、いまやコンピュータによる解析技術なしには語れません。
評価項目は、強度、衝突安全性、振動特性、室内空調性能、騒音特性、空力特性など多岐にわたり、それぞれが安全性・快適性・環境適合性といった重要な性能に深く関わっています。
当社では、3次元CADと連携した最先端のサーバを用いた解析シミュレーションを設計初期から活用し、安全で快適な製品づくりを進めています。
解析技術
ANALYSIS
