2010年度入社
専攻/機械科
構体課で、車両の側構体(側面部分)の溶接を担当しています。鉄道車両の車体構造において、強度を負担する部分を構体といい、車両は妻構体・屋根構体・側構体・台枠の6面体で構成されていて、それぞれに必要な溶接技術が異なります。
お客さまの目にとまりやすい部分なので、溶接の強度だけでなく仕上げの美しさにもこだわりを持ち作業を行っています。
溶接技術の進化は大きく、常に新しい技術を取り入れて車両製造が進められています。横浜シーサイドラインに導入されているレーザー溶接は、若手が中心となって作業を行いました。溶接には様々な技術があり、経験で学ぶことが多い分野でもあるので、常に探求心を持って仕事をするようにしています。溶接技術は、知れば知るほど難しく奥深いものだと実感します。
車両という身近な乗り物だからこそやりがいは大きいですし、いつも高いモチベーションを維持することができると思います。
小さい頃からものづくりが好きで、一生ものの技術を身につけたいと思い入社を志望しました。
’車両製造’と聞くとスケールの大きな作業を想像すると思いますが、ひとつひとつの工程にて手作業が多くとても驚きました。ですが、そこに技術力の高さを感じ自分も携わっていきたいと強く思いました。
当社は、部署の垣根を超え一つのものを作り上げていくので、仲間意識が高い会社だと思います。職場の雰囲気はとてもよく、同じ班のメンバーは家族の様な存在です。
みんなこだわりを持って仕事をしている事が伝わってきますので、ものづくりに興味のある人にはうってつけの職場と言えるのではないでしょうか。現在は、ステンレス構体の溶接がほとんどですが、鉄道車両の素材はステンレスだけとは限りません。車種により、使用する素材も変わると溶接方法も変わります。どんな素材や条件でもスムーズに作業ができるよう、経験を積み、信頼される技術力を身につけていきたいと思います。
溶接の資格は入社後取得し、今では溶接以外の資格も含め8つの資格を持っています。日々、技術を磨くことを努力し、溶接コンクールで上位入賞することが目標の1つです。自分のやる気次第で高い技術を習得できる環境の中、スキル向上を目指し、将来は後輩に技術を伝えられる先輩になりたいです。