
社長メッセージ

確かな技術力で、これからも沿線の皆さまの生活や物流を支えていく
株式会社総合車両製作所は、JR東日本グループの鉄道車両・コンテナメーカーとして、国内外のさまざまな鉄道会社様や物流会社様へ、品質の高い鉄道車両・コンテナを納入しています。日本初のオールステンレス車両を製造した前身の東急車輛製造株式会社で培われた高い技術力を、2012年の当社発足以降、ステンレス車両ブランド「sustina」に結実させ、現在も進化させており、また、コンテナについては、日本で唯一のコンテナ製造ラインを持つメーカーとして、物流のニーズに応える大型の30フィート級鉄道輸送用コンテナ「PANORAMA BOX」を開発するなどしてきました。
世の中の変化へも果敢に対応
しかし、世の中は、人口減少や、コロナ禍を経た後の働き方の変化など、日々変化してきています。このような変化に立ち向かっていくためには、これまで通りに製品をお客様に提供するだけではなく、新しいことに果敢に挑戦し、さまざまな変化に対応していくことが必要です。創業当初より培ってきた技術力をもとに、お客様のニーズに合った高品質な製品を提供する姿勢などの強みをさらに伸ばし、守るべきものは守り、変えるべきものは変えていくことが大切だと考えています。
「sustina」をはじめとした、当社の強みを伸ばす
当社の強みは、「sustina」に象徴される鉄道車両の共通プラットフォーム化です。当社は、他のメーカーに先駆けた取り組みとしてこの共通プラットフォーム化に力を入れてきましたが、これからも、美しく、品質が良く、イニシャルコストやライフサイクルコストが小さい車両をより効率的に生み出していくため、さらなる開発を進めていきます。
また、JR東日本グループの一員として、新幹線車両の設計・製造にも一層力を入れていきたいと考えています。北海道新幹線の札幌延伸に向けて、JR東日本グループの車両メーカーとして設計・製造を完遂できるよう、新幹線車両の設計・製造に携わる人材の育成にも力を入れていきます。
さらに海外では、日本の高品質で安全な鉄道車両が大変注目されており、海外案件についても取組みを拡大していく必要があります。現在はフィリピン・マニラに向けた輸出案件を手掛けていますが、広大な海外の鉄道マーケットで、海外メーカーに負けない力をつけ、当社のシェアを拡大していきたいと考えています。
コンテナについても、物流のニーズを常に把握し、お客様がより使いやすいコンテナの開発、拡販に取り組んでいきます。
みなさんに期待していること
私は、このような成長戦略を実現するために、新しいことに果敢にチャレンジする気概を持った方に入社していただきたいと考えています。また、メーカーとしての専門性を一層高めていくため、プロフェッショナルとしての専門性を磨いていきたいという方も大歓迎です。
さらに、当社のものづくりは「TEAM J-TREC」、まさにチームで協力しながら進め、総合力を発揮することで成り立っていますので、人間関係を構築する力や、全体の最適解が何かを常に考えられる力など、さまざまな方と協力するための力も必要不可欠です。自らの思いや考えを自らの言葉で表現する力を養い、「TEAM J-TREC」で議論しながら、高品質な鉄道車両や物流を支えるコンテナを作り上げていきましょう。皆さんと共に働けることを楽しみにしています。
代表取締役社長 照井英之