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RECRUIT INFORMATION

適正な原価計算は
正確な収支予想と受注の継続に必要。
そのことを社内に周知して
会社の成長に貢献したい。

N.F

経営管理本部 経営企画部(収益改革)

2018年度入社
専攻/政治学科

J-TRECを選んだ理由

鉄道車両・コンテナの設計・製造に特化したメーカー

社会を支える仕事とは何か。大学で近代の貿易と外交を学んだ私の答えは「人とものを運ぶこと」でした。鉄道業界のなかで当社に決めた理由は、専門性の高さです。車両・コンテナの設計・製造に特化しているJ-TRECなら、どの部門に配属されても「人とものを運ぶこと」に、深く関わることができると思いました。

現在の仕事内容

車両の原価集計をもとに収益を予想する

1つは新造車両の収支予想です。製造、設計、調達など各部門と連携して車両の原価を集計し、車両別の収支を予想。その数値をもとに当該年度における事業全体の営業利益を見積もり、中期的(3年程度)な収支計画を立案します。
そしてもう1つは原価実績の分析です。これは、実際に発生した原価を車種別、費用別など、さまざまな視点から分析する作業。当該車両の原価がどのような理由で上昇・下降したのかを紐解いてこれからどう変わっていくのかを予測し、資料にまとめて関連部門に報告します。基本的にデスクワークですが、原価の発生とともにあらゆる部門と関わる仕事です。製造現場やミーティングの席でヒアリングを行うことも多いですね。

やりがい、面白さを感じるとき

予想に近い数値が出ると本当にうれしい

面白さを感じるのは、集計した原価から情報を引き出していく過程。各部門がどのような創意工夫でコストダウンを実現したのかを紐解いていく作業が好きですね。達成感を覚えるのは、実際の営業利益と自分が算出した数字に差がなかったとき。収支計画の立案は各部門に緻密な原価予想をしていただくことが前提の仕事。現場の理解と協力が不可欠であり、各部門からの予想を基に作成した収支予想に近い数値が出ると本当にうれしいです。入社から2年間在籍していた製造部門の上司には「毎日、机に座って数字と向き合えるのはすごい」と言われます。私自身は仕事の適性について深く考えたことがなかったのですが、同じ作業を繰り返すこともまったく苦にならないので向いているのだと思います。

印象に残ったエピソード

初めて作成した収支計画をうまくとりまとめられた

自信がついたという意味では、初めて担当した収支計画の作成です。収支計画は、過去の実績や現在の資材価格、営業部門から提出される将来的な新造車両の受注計画などをもとに原案を作成するのですが、将来的な情報については数字が固まっていない部分も多く、流動的なファクターのなかから正しい数字を導き出していく難しさがあります。また、最終的な数値を部署内でとりまとめる時期(3月末から4月中旬)が通常業務の繁忙期と重なるため、スケジュールの調整も大変でした。でも、苦労した分、新造車両の原価について理解を深めることができました。現状の実績と照らし合わせると、読み違えていたと感じる部分もありますが、予想と近い数字が出ている項目も少なくありません。次回の収支計画の作成ではもっといい仕事ができると思います。

今後の目標

適正な原価計算がもたらす利益について知ってほしい

正確な原価集計と分析によって各部門の課題を洗い出し、現場の負担を軽減することです。そのためにはまず、原価を正しく理解することが将来的な会社の利益になることをすべての社員に知ってほしいと思います。たとえば、原価を下げれば収益率は上がりますが、それが限界を超えたコストダウン策による数字なら、現場の社員は疲弊してゆくでしょう。一方、部品や資材の高騰を見越して原価を高く設定すれば製品の価格も上がり、受注に影響する可能性が出てきます。つまり、適正ではない原価は、会社の収益に何らかの形で影響を与えてしまう。それを知ってほしいのです。各部門が限られた予算と人員のなかで創意工夫しているのは十分に理解していますが、適正な原価で今まで以上の収益を出せる会社、新たな車両の設計・製造が継続的に受注できる会社にすることが私の使命だと思っています。

1日のスケジュール

8:00 始業 会社までは電車で約60分。フレックスタイム制だが出社時間は変えない。
8:30 デスクワーク 表計算ソフトで新造車両の原価集計。中旬以降は部内ミーティングも。
12:00 昼食 持参した弁当をオフィスのデスクで食べる。
13:00 デスクワーク 各部署からメールで届く原価の予想数値を確認。車両別の収支予想を作成する。
15:00 デスクワーク 中旬以降に行う原価会議に向けて資料を準備。
17:00 終業 残業が発生した場合は後日、出社・退社時間を調整する。

オフの過ごし方

趣味は『こぎん刺し』(布地に糸で幾何学模様等の図柄を刺繡して縫い込む手芸)。図案の通りに縫うだけできれいに仕上がりますし、他のことを忘れて黙々と手を動かすと気分転換できるのです。野球観戦も好きで、シーズン中はプロ・アマ問わず現地で応援しています。

※取材対象者の所属・仕事内容は取材当時のものです